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ノウハウ5

社内チャットに「聞くだけAIボット」を置く — SlackとChatworkでの最初の一歩

「これ、誰に聞けばいいんだっけ」を減らす一手として、社内チャットにAIボットを置く方法があります。派手な仕組みではなく、日々の"聞かれる回数"を静かに減らす発想を、経営者向けにお伝えします。

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SlackやChatworkの画面をアイソメトリックに俯瞰し、AIボットが社内質問を静かにさばいている様子

「これ、誰に聞けばいいんだっけ」——社員が日々こう思う瞬間、社内チャットが少しずつ止まります。「休みの申請ってどうやるんでしたっけ」「あの取引先の担当は誰?」「経費精算の締めは何日?」——答えは社内のどこかにあるのに、聞ける相手を探す時間が積み重なっています。

現実:小さな質問が、静かに時間を奪っている

派手なDXの話の裏で、実際に社員の手を止めているのはこういう質問です。

  • 「あの資料、どこに置いたっけ」
  • 「◯◯さんの内線、何番だっけ」
  • 「有給の申請書、どこにある?」

1件は数分でも、社員全員ぶんが1日に何回も発生します。答える側(総務・経理・上司)の集中力も、細切れに削られているのが実情です。

発想の転換:全部人が答えなくていい

ここで、「社員教育を強化しよう」「マニュアルを充実させよう」と考えると、たいてい重くなって続きません。もう一段軽い解決策があります。

社内チャット(Slack や Chatwork)に、聞かれたら答えてくれるAIボットを1つ置く——これだけです。

大事なのは以下の3つです。

  • 人に聞く前に、まず気軽に聞ける相手をチャットの中に用意する
  • 答えられる範囲は「よくある質問」に絞る(全部答えさせようとしない)
  • 分からないことは「担当者に聞いてください」と正直に返す設計にする

派手さはありませんが、"人に聞かれる回数"を静かに減らすのが目的です。

SlackとChatwork、それぞれの置き方(大枠)

Slack の場合

SlackにはAI連携用のアプリが公式・非公式ともに存在します。大枠の流れは以下です。

  1. Slack側で、既製のAI連携アプリを追加する(または独自アプリを開発する)
  2. AIサービス(Google Gemini、Microsoft Copilot、Claude など)と接続する
  3. 「よくある質問」の答えを、AIが参照できる場所(社内スプレッドシート等)にまとめる
  4. 特定のチャンネルにボットを招待して、社員に告知する

既製アプリを使うか独自開発するか、また管理者承認や契約プランの確認によって手順が変わります。技術的な設定は情シス担当か、外部のパートナーに依頼するのが現実的です。

Chatwork の場合

Chatworkでは、Webhook(ウェブフック)Chatwork APIを組み合わせてAIとつなぐのが一般的です。大枠の流れは以下です。

  1. ボット用のアカウントを準備し、Chatwork API の認証情報を発行する
  2. 質問を受け取るWebhookを設定し、受け取った内容をAIに渡すつなぎ役を作る
  3. AIから返ってきた回答を、Chatwork APIを使って投稿する

Slackに比べると開発の手間はやや増えますが、中小企業でよく使われているツールなので、Chatworkでも十分に置けます。

Chatworkのチャンネルで、AIボットが社員の"よくある質問"にさばいている、フラットな図解イメージ

「AIに読ませる情報」は最初、どこから?

いきなり全社の資料を読ませようとすると、整理だけで疲れて頓挫します。最初は次の順番がおすすめです。

  1. 社内スプレッドシート1枚にまとめる(よくある質問・答え・担当者)
  2. その1枚だけをAIに参照させる
  3. 使いながら、「これも欲しい」と分かった質問を追加する
  4. 慣れたら、社内マニュアルや議事録なども対象に広げる

"完璧なマニュアル"は目指さない。使いながら育てるのが、続くコツです。関連する考え方は完璧を目指さない — 中小企業のAI活用でいちばん大事なことにもまとめました。

中小企業として、どう受け止めるか

**「聞かれる回数を減らす」**は、地味ですが効きます。総務・経理・上司の集中時間が戻り、社員も「聞きにくいから後回し」が減ります。結果、組織全体の"手を止める回数"が減るということです。

「AI導入」と大きく構えず、まずは「社内チャットに聞ける相手を1つ増やす」くらいの感覚で始めるのがちょうどよい入口です。もし社内のヘルプデスク的な仕組みに広げたい場合は、社内ヘルプデスクをAIで軽くする — 総務・情シスの"聞かれ疲れ"対策もあわせて読んでみてください。

まず、ここから

「うちの社内チャットで、何から始めればいいか分からない」——そんな段階からご相談を受けています。TSUNAGARU AI LABOでは、SlackやChatworkに合わせた形で、最初の"聞ける相手"を1つ設置するところから伴走しています。ご相談は無料です。

よくあるご質問

Q. SlackもChatworkも使っています。両方でできますか?

A. どちらもボットを置けます。Slackはアプリ連携の仕組みが整っており、Chatworkは「Webhook」や「Chatwork API」を組み合わせて構築するのが一般的です。使っている方に合わせて選べます。

Q. 社内の情報をAIに読ませて大丈夫でしょうか?

A. 社内の資料をAIに参照させる場合は「どのAIサービスを使うか」で扱いが変わります。中小企業では、企業向けの利用規約が明記されているサービス(Google WorkspaceのGemini、Microsoft 365のCopilotなど)を選ぶのが基本です。個人向けの無料プランを業務で使うのは避けます。

Q. 使い始めのハードルはどれくらいですか?

A. 「よくある質問」への回答をAIに任せる小さな試作なら、比較的短い準備で始められます。ただし範囲を広げるほど、権限設定・情報管理・連携方式で工数は変わります。いきなり完璧を目指さず、まず1つのチャンネルで小さく試すのが安全です。

#ノウハウ#Slack#Chatwork#社内AI#業務自動化

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