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Google Meet で「共同発表者を追加して」と話しかけるだけで、その場でバトンタッチできるようになった

2026年8月31日、Google Meetのプレゼン中に「共同発表者を追加してください」と誰かが発言すると、Geminiが主催者に提案を出し、主催者が1クリックで承認するだけで発表権限を渡せるようになりました。中小企業の営業提案・社内会議・研修で、話の途中で担当者にバトンタッチするときの手間を下げる、地味だけれど効く更新です。現場目線でお伝えします。

中屋 茂美の顔写真

中屋 茂美

TSUNAGARU AI LABO 主宰/株式会社TRAVEL CREATE 代表

中小企業のオンライン会議で、代表が話している途中で担当者に発表を引き継ぐ場面。ノートPC越しに穏やかにバトンタッチする雰囲気のドキュメンタリー写真

2026年8月31日、Google Meet に**「共同発表者を1クリックで追加する」**機能が入りました。プレゼン中に誰かが「共同プレゼンターに追加してください」と話しかけると、Gemini が主催者に「この人を追加しますか?」と提案を出し、1クリック承認するだけでその場で発表権限が渡ります。

一見地味な更新ですが、中小企業のオンライン提案・社内会議・研修の場面で、話の流れを切らずに担当者にバトンタッチできるようになる、実務で効く一手です。

この記事の要点

  • Google Meet のプレゼン中に、参加者が「共同発表者を追加してください」と発言すると、Gemini が主催者に1クリック承認できる提案を出す仕組みになった(2026-08-31 発表)
  • 対象は Ask Gemini in Meet が有効な Workspace エディション(Business Standard/Plus・Enterprise 各プラン・Google AI Pro/Ultra 等)
  • 中小企業の実務では「途中から担当者に発表を引き継ぐ」「外部パートナーにその場でスライド権限を渡す」ときの設定画面を開く手間が省ける

何が変わったか

これまでの流れと、これからの流れを表にしてみます。

いつ 発表の途中で担当者に引き継ぐときの流れ
これまで Meet の設定メニューを開く → 参加者一覧を開く → 権限を変える → 発表を再開する
いまから 誰かが「Add as a co-presenter」等と発言する → Gemini が主催者に提案を出す → 主催者が1クリックで承認する

話の流れを切らずに済むのが、実務での一番の違いです。

前提条件

一次ソースから、実務で押さえておくべき条件を抜き出しました。

  • Google Slides で発表中であること(画面共有だけではなく、Slidesのプレゼン機能を使う)
  • ブラウザは Chrome または Edge
  • 組織で Ask Gemini in Meet が有効になっていること(管理者設定で既定ON)
  • 全社に届くタイミングは、社内配信の設定によって多少差があります(Google の配信区分では「早く受け取る設定」「順次受け取る設定」の両方に同日展開・最大15日)
  • 日本語音声のトリガーフレーズは正式発表なし——英語設定でまず試すのが確実

なぜ、これが中小企業に効くのか

私は日常的にオンラインで提案や研修をしていますが、「途中から担当者に発表を代わってもらう」場面が本当に多くあります。

例えばこんな場面です。

  • 営業提案の途中で、技術的な質問が出て、担当エンジニアに引き継ぐ
  • 社内会議の中で、事業部の数字だけ担当マネージャーに説明してもらう
  • 研修の途中で、実演パートを実際に触っているスタッフに交代する

これまではこの「引き継ぎ」の一瞬、話が途切れるのが避けられませんでした。主催者が「ちょっと待ってくださいね」と Meet の設定を開いて、参加者一覧を出して、権限を変えて、また戻る——この短い空白が、会議の温度を下げます。

その空白を、1クリックの承認で埋められるようになります。

「バトンタッチの心理的ハードル」が下がる

これは技術的な便利さの話だけではありません。話し手の側にも効きます

主催者としてプレゼンをしていると、「途中で誰かに振ろうか、でも操作が面倒だな」と無意識にためらう瞬間があります。この心理的ハードルが下がるだけで、もっと担当者に前に出てもらう提案スタイルに自然と切り替わっていきます。以前AIを「任せる」と「手放す」は違う — 社長が最後まで持つ3つの判断で書いた「任せる/手放す」の話につながる、日常の小さな変化です。

オンライン会議中に代表が担当者に発表を引き継ぐ場面を、机上の道具と流れをアイソメトリック図解で示す

いま、経営者がやっておくべきこと

大掛かりな準備は要りません。3つの手順で十分です。

1. 契約プランと Ask Gemini in Meet の設定を確認する

Google Workspace 管理コンソール(admin.google.com)で契約プランを確認し、Ask Gemini in Meet が有効になっているかを見ます。Business Starter プランでは Ask Gemini in Meet が対象外です。プラン名が Standard 以上であれば、管理者に「Ask Gemini in Meet がONになっているか」を確認してもらいます。

2. 次の営業提案・社内会議で、実際にやってみる

設定を確認したら、次に予定されているオンラインの提案・社内会議で試します。事前に発表を代わる予定の担当者に「途中で振るから、"Add as a co-presenter" と言ってね」と伝えておくだけで、その場で試せます。日本語音声で通るかは環境次第なので、初回は英語フレーズで確実に動かすところから。

3. うまく動いた例を、社内で共有する

新しい機能は、社内で1人が試して「これ、使える」と共有するだけで、他のスタッフの触るハードルが一気に下がります。以前AIを毎朝10分だけ触る社員を増やす — 「10分だけルール」の作り方で書いた通り、"うまくいった例"の社内共有は、新機能の定着を一気に早めます。

会社の中で「AIをどう会議に組み込むか」の一部として

この記事の話は、単発の便利機能の紹介ではありません。柱記事名古屋・愛知の中小企業のための「業務自動化」完全ガイドの中で扱っている「AIを日常の道具として、会社の中に自然に入れていく」流れの一環です。会議中の声の指示で操作が動く世界が、少しずつ現実になってきています。

会議のあり方を整えていくうえで、LABOの無料相談では、Google Workspace の使いこなしから、AIを社内に入れる順序まで、実務目線でご相談いただけます。まずは1本のオンライン会議で試して、社内でどう共有するか、から一緒に考えます。

一次ソース


**あなたの会社では、いま週に何回、オンライン会議で「途中の引き継ぎ」が発生していますか。**その回数だけ、この機能は効きます。

よくあるご質問

Q. この機能を使うのに、追加料金や特別な設定は必要ですか?

A. 一次ソースによれば、Ask Gemini in Meet が有効になっている組織で管理者設定によりデフォルトONです。Business Standard/Plus・Enterprise 各エディション・Google AI Pro/Ultra など、Ask Gemini in Meet を含む Workspace エディションが対象になります。Chrome または Edge ブラウザで Google Slides を発表中に有効です。段階的展開は最大15日かかります。

Q. 「トリガーフレーズ」はどんな言い方をすればいいですか?

A. 一次ソースの例では英語で「Add as a co-presenter」「Go to the next slide」といった自然な言い方が示されています。難しい呪文はいりません。ただし**日本語での正式な認識対象語は現時点で未発表**なので、日本語音声で同じ結果が出るかは自社の環境で確認する必要があります。英語設定でまず試してから、社内展開の順序を決めるのが確実です。

Q. 誰でも勝手に発表権限を持てるようになるのですか?

A. いいえ。参加者が声で「追加してください」と言っても、その場で自動的に権限が渡るわけではありません。Gemini が「この人を共同プレゼンターとして追加しますか?」と主催者側の Ask Gemini in Meet パネルに推薦を出し、**主催者が1クリックで承認**して初めて権限が付与されます。承認のハードルは残る設計です。

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