# 社内チャットに「聞くだけAIボット」を置く — SlackとChatworkでの最初の一歩

公開日: 2026-07-14
最終更新: 2026-08-09
著者: LABO編集部
正規URL: https://tsunagaru-ailabo.com/blog/shanai-chat-ai-bot

「これ、誰に聞けばいいんだっけ」——社員が日々こう思う瞬間、社内チャットが少しずつ止まります。「休みの申請ってどうやるんでしたっけ」「あの取引先の担当は誰？」「経費精算の締めは何日？」——**答えは社内のどこかにあるのに、聞ける相手を探す時間**が積み重なっています。

## 現実：小さな質問が、静かに時間を奪っている

派手なDXの話の裏で、実際に社員の手を止めているのはこういう質問です。

- 「あの資料、どこに置いたっけ」
- 「◯◯さんの内線、何番だっけ」
- 「有給の申請書、どこにある？」

1件は数分でも、社員全員ぶんが1日に何回も発生します。**答える側（総務・経理・上司）の集中力も、細切れに削られている**のが実情です。

## 発想の転換：全部人が答えなくていい

ここで、「社員教育を強化しよう」「マニュアルを充実させよう」と考えると、たいてい重くなって続きません。もう一段軽い解決策があります。

**社内チャット（Slack や Chatwork）に、聞かれたら答えてくれるAIボットを1つ置く**——これだけです。

大事なのは以下の3つです。

- **人に聞く前に、まず気軽に聞ける相手をチャットの中に用意する**
- **答えられる範囲は「よくある質問」に絞る**（全部答えさせようとしない）
- **分からないことは「担当者に聞いてください」と正直に返す設計にする**

派手さはありませんが、**"人に聞かれる回数"を静かに減らす**のが目的です。

## SlackとChatwork、それぞれの置き方（大枠）

### Slack の場合

Slackには**AI連携用のアプリ**が公式・非公式ともに存在します。大枠の流れは以下です。

1. Slack側で、既製のAI連携アプリを追加する（または独自アプリを開発する）
2. AIサービス（Google Gemini、Microsoft Copilot、Claude など）と接続する
3. 「よくある質問」の答えを、AIが参照できる場所（社内スプレッドシート等）にまとめる
4. 特定のチャンネルにボットを招待して、社員に告知する

既製アプリを使うか独自開発するか、また管理者承認や契約プランの確認によって手順が変わります。技術的な設定は情シス担当か、外部のパートナーに依頼するのが現実的です。

### Chatwork の場合

Chatworkでは、**Webhook（ウェブフック）**と**Chatwork API**を組み合わせてAIとつなぐのが一般的です。大枠の流れは以下です。

1. ボット用のアカウントを準備し、Chatwork API の認証情報を発行する
2. 質問を受け取るWebhookを設定し、受け取った内容をAIに渡すつなぎ役を作る
3. AIから返ってきた回答を、Chatwork APIを使って投稿する

Slackに比べると開発の手間はやや増えますが、**中小企業でよく使われているツール**なので、Chatworkでも十分に置けます。

![Chatworkのチャンネルで、AIボットが社員の"よくある質問"にさばいている、フラットな図解イメージ](/images/blog/shanai-chat-ai-bot/body.jpg)

## 「AIに読ませる情報」は最初、どこから？

いきなり全社の資料を読ませようとすると、整理だけで疲れて頓挫します。最初は次の順番がおすすめです。

1. **社内スプレッドシート1枚**にまとめる（よくある質問・答え・担当者）
2. その1枚だけをAIに参照させる
3. 使いながら、「これも欲しい」と分かった質問を追加する
4. 慣れたら、社内マニュアルや議事録なども対象に広げる

**"完璧なマニュアル"は目指さない**。使いながら育てるのが、続くコツです。関連する考え方は[完璧を目指さない — 中小企業のAI活用でいちばん大事なこと](/blog/kanpeki-mezasanai)にもまとめました。

## 中小企業として、どう受け止めるか

**「聞かれる回数を減らす」**は、地味ですが効きます。総務・経理・上司の集中時間が戻り、社員も「聞きにくいから後回し」が減ります。結果、**組織全体の"手を止める回数"が減る**ということです。

「AI導入」と大きく構えず、まずは「社内チャットに聞ける相手を1つ増やす」くらいの感覚で始めるのがちょうどよい入口です。もし社内のヘルプデスク的な仕組みに広げたい場合は、[社内ヘルプデスクをAIで軽くする — 総務・情シスの"聞かれ疲れ"対策](/blog/shanai-help-desk-ai)もあわせて読んでみてください。全体の進め方は[「Claude Code」を会社に導入する方法](/blog/claude-code-company-guide)にまとめています。

## まず、ここから

「うちの社内チャットで、何から始めればいいか分からない」——そんな段階からご相談を受けています。TSUNAGARU AI LABOでは、SlackやChatworkに合わせた形で、**最初の"聞ける相手"を1つ設置する**ところから伴走しています。ご相談は無料です。支援内容は[サービス紹介](/services)にまとめています。

## よくある質問

### SlackもChatworkも使っています。両方でできますか？

どちらもボットを置けます。Slackはアプリ連携の仕組みが整っており、Chatworkは「Webhook」や「Chatwork API」を組み合わせて構築するのが一般的です。使っている方に合わせて選べます。

### 社内の情報をAIに読ませて大丈夫でしょうか？

社内の資料をAIに参照させる場合は「どのAIサービスを使うか」で扱いが変わります。中小企業では、企業向けの利用規約が明記されているサービス（Google WorkspaceのGemini、Microsoft 365のCopilotなど）を選ぶのが基本です。個人向けの無料プランを業務で使うのは避けます。

### 使い始めのハードルはどれくらいですか？

「よくある質問」への回答をAIに任せる小さな試作なら、比較的短い準備で始められます。ただし範囲を広げるほど、権限設定・情報管理・連携方式で工数は変わります。いきなり完璧を目指さず、まず1つのチャンネルで小さく試すのが安全です。
