# Google Gemini に「触れる3Dモデル・動くシミュレーション」を作らせる機能——説明資料を"見せる"に変える

公開日: 2026-08-30
最終更新: 2026-08-30
著者: LABO編集部
正規URL: https://tsunagaru-ailabo.com/blog/gemini-taiken-simulation-3d

「口で説明しても、なかなか伝わらない」——中小企業の社内研修や、お客様への提案の場でよく直面する壁です。

この壁を1段下げる更新が、[Google Workspace Updates](https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/08/generate-interactive-simulations-and-models-in-the-Gemini-app.html) から2026年8月24日に発表されました。**Gemini アプリに「インタラクティブな可視化・シミュレーション生成」機能が実装**され、文字回答の代わりに **触って動かせるモデル**を直接チャット内に出せるようになります。

## この記事の要点

- Gemini アプリ内で、**3Dモデル・物理シミュレーション・動くグラフ・条件変更で結果が変わる試算**などを、テキスト指示だけで生成できるようになった
- 全 Workspace エディション＋Workspace Individual 対象・**Rapid/Scheduled 両方で配信開始**・管理者側で既定ON
- 一次ソースは [Generate interactive simulations and models in the Gemini app（2026-08-24）](https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/08/generate-interactive-simulations-and-models-in-the-Gemini-app.html)

## 何が変わったか

これまで、Gemini からの回答は基本的に**文字と静止画**で返ってきていました。「原価構造を説明して」「拠点間の動線を教えて」——こうした問いにはテキストで返ってきて、動きや条件変化を表現したい場合は別のツール（プレゼンソフト・専用のシミュレーションソフト・外注の動く資料）が必要でした。

今回の更新で、Gemini アプリの応答が**「触って動かせるモデル」**として返ってくる場面が増えます。

| 種類 | 例（公式で紹介されているもの） |
|---|---|
| 3D構造 | DNAの立体構造など、静止画では回転できない対象 |
| 物理シミュレーション | 振り子・力の伝わり方など、時間とともに動く対象 |
| 動的な表・試算 | キャッシュのバーンレートなど、条件を変えると結果が変わる表 |

「文字と静止画では表現しきれなかったもの」を、**Gemini との会話の中で触れる形にまで持ち込める**——ここが今回の変化点です。

## 中小企業の経営者にとっての意味

派手なAI機能に見えるかもしれませんが、実は**中小企業の日常業務に効く場面が多い**更新です。

### 1. 社内研修の"伝わらなさ"を減らせる

- 機械の仕組みを新人に説明するとき
- 組織変更後の指示系統を全員に共有するとき
- 経理・原価の考え方を営業に理解してもらうとき

これらは「文字と口頭で説明しても、翌週にはうろ覚え」になる場面です。**触って動かせる資料**を1つ作って社内で共有できるようになれば、教える側の時間も、教わる側の理解も、両方が少し楽になります。

### 2. お客様提案での"見せる力"が変わる

- プランA/B/Cで、月々の負担がどう変わるか
- 導入後1年で、この数字がこう推移する見込み
- 拠点を1つ増やしたとき、人と物の動きがどう変わるか

いままで「見積書と口頭説明で伝えていた」ものが、**その場で条件を変えて動かせる資料**として渡せるようになります。特にお客様の年齢層が幅広い業種——保険・不動産・自動車・介護・観光——では、"動く見せ方"が判断の後押しになる場面が多くあります。

### 3. 外注していた"動く資料"の内製化

これまで、動く資料は「専門の動画制作会社」「シミュレーション専門のソフト」に頼るのが普通でした。1本あたり数十万円かかることも珍しくありません。

この機能が定着すれば、**"社内で試作→外注で仕上げ"の順番**が現実的になります。全部を外注する必要はなく、外注する前に社内でたたきを作り、必要な部分だけ専門家に頼む——という進め方に切り替えていける、というのが実務的な意味です。

![会議室の机の上に置かれたタブレット画面に、動くグラフと3Dの組織図が表示され、複数の手が同時に触れているアイソメトリック図解イメージ](/images/blog/gemini-taiken-simulation-3d/body.jpg)

## Before → After：社内での「説明」がどう変わるか

| 場面 | この更新の前 | この更新の後 |
|---|---|---|
| 新人研修で機械の仕組みを教える | ホワイトボード・現物・動画（外注） | Gemini に指示して**触れる3Dモデル**を作らせて共有 |
| 組織変更後の指示系統を共有 | 組織図の静止画＋口頭説明 | 部署・役割ごとに触って追える動的モデル |
| プランA/B/C の試算をお客様に提示 | 紙の見積書 | **条件変更で結果が変わる**触れる試算表 |
| 拠点追加のシミュレーション | 会議で口頭説明・付箋で議論 | 動く動線モデルで、全員が同じ絵を見て話す |
| 外注していた動く資料 | 1本数十万円〜・納期数週間 | 社内で試作→必要な部分だけ外注に切り替え |

## 使い道：まず「口で説明していたもの」の棚おろしから

いきなり全社で使う機能ではありません。まずは、**「これまで口で何回も説明していたもの」を1〜2件書き出す**ところから始めるのが現実的です。

- 新人・中途入社への説明で、毎回時間がかかるもの
- お客様に説明するのに、いつも同じ言葉を繰り返しているもの
- 経営会議で、話者ごとに"見えている絵"がずれるもの
- 月次数字の説明で、担当者以外がついてこられないもの

このどれか1つを Gemini に「触れる資料」として作らせてみる——それがこの機能の最初の使い道です。作った資料は、あとから修正・改良していけばよく、**最初から完璧を目指す必要はありません**。この考え方は[「完璧を目指さない」SNSで語られる、AI活用がうまくいく人の共通点](/blog/kanpeki-mezasanai)と同じ土台の上にあります。

社内での使い方が定着してから、**お客様提案での使用**へ広げていくのが順当な進め方です。いきなり社外に出そうとすると、出力の精度・正確さの検証が追いつかず、失敗しやすくなります。

## 前提として整理しておきたいこと

- **配信は順次・環境依存**：Rapid Release から順に配信され、環境によっては最大15日以上かかる可能性があります。「発表された翌日から使える」訳ではありません
- **管理者側で既定ON**：ただし Generative AI 設定でOFFにも切り替えられるため、社内で試したいのに反応がない場合は管理コンソール側の確認が必要です
- **精度検証は必須**：Gemini が生成する試算・図解は、必ず**社内の実データや専門家の目でチェック**してから使ってください。特にお客様提案で使う数字は、Gemini の出力そのまま渡すのではなく、責任者が一度検算する運用が前提です
- **社外配布の可否は継続確認**：エクスポート形式や社外への配布可否は運用面の詳細に依存するため、リリースの継続アップデートで最新情報を確認してください

## 触れる資料をどこで使うか——3つの入り口

社内での棚おろしが終わったら、以下の3つのどれかから始めるのが効きます。

### 入り口①：新人・中途入社の初日研修

新人が入るたびに同じ内容を説明している——中小企業ではとても普通の光景です。この繰り返しの一部を、**触れる資料 + 動画（Google Slides から Vids で作成）**の組み合わせに置き換えると、教える側の時間が段階的に浮きます。動画側は、別記事の[会議の議事録づくりを、AIに任せる最初の一歩](/blog/gijiroku-ai-first-step)と同じ発想で「一度作ったら繰り返し使える資産」に変わります。

### 入り口②：経営会議・数字の可視化

「6事業の月次数字を1画面にまとめる」考え方は[事業別月次1画面統合の話](/blog/jigyobetsu-getsuji-1gamen-tougou)にまとめていますが、その中でも「なぜこの数字がこう動いているのか」を役員間で共有する場面は、動く資料が特に効きます。同じ数字を見ていても、頭の中の絵が全員違うことは意外に多くあります。

### 入り口③：お客様提案での試算

保険・住宅・自動車・介護・観光など、**条件変更でお客様の負担が変わる商品**を扱っている業種で、いちばん効きやすい入り口です。ただし、社外に見せる数字は必ず責任者が検算する運用が前提です。

## 名古屋・愛知の会社が動くなら

「うちも動く資料に切り替えたい」「触れる資料を使いこなす社員を育てたい」——このニーズに、TSUNAGARU AI LABO は伴走しています。[名古屋の生成AI導入支援](/nagoya) では、Gemini の新機能を**「社内のどの場面から使い始めるか」の設計**まで含めて支援しています。

支援の内容は[サービス紹介](/services)、料金の目安は[料金ページ](/pricing)からご覧いただけます。導入判断の全体像は[中小企業がAI導入支援会社を選ぶ7つの視点](/blog/ai-donyu-shien-erabikata)にまとめました。[無料相談フォーム](/contact)からお気軽にどうぞ。

## よくある質問

### この機能は追加料金がかかりますか？

公式発表によれば、Gemini アプリ（全 Workspace エディションおよび Workspace Individual 対象）の標準機能として提供され、Rapid Release と Scheduled Release の両方に配信されます。追加ライセンスは前提とされていません。管理者の Generative AI 設定でON/OFFを切り替えられ、既定はONです。

### どんな場面に効きますか？

「文章では伝わりにくいもの」に効きます。たとえば、組織図の変更後の指示系統、原価と粗利の内訳、機械の内部構造、プランA/B/Cで数字がどう変わるかの試算、複数拠点の動線など。会議のたびに口頭で説明していたものを、"触って動かせる資料"として渡せるようになります。

### 触れる資料は誰に見せられますか？出力形式は？

現時点の一次ソースは「Gemini アプリ内での応答として、インタラクティブなモデル・シミュレーションを生成する」ことを述べています。エクスポート形式や社外配布の可否など運用面の詳細は、リリースの継続アップデートで確認するのが安全です。まず社内共有・自席での検討ツールとして使うのが順当な入り方です。
