# Geminiに「うちの書き方」を1回覚えさせれば、Gmailも Sheetsも Slidesも同じ人格で返してくる

公開日: 2026-09-05
最終更新: 2026-09-05
著者: 中屋 茂美
正規URL: https://tsunagaru-ailabo.com/blog/gemini-custom-instructions-zensha

2026年9月2日、Google Workspaceの「**Custom instructions（自分専用の指示）**」が、Gmail・Sheets・Slides・Drive・Chatのサイドパネルにも広がりました。1回設定しておけば、**どのアプリでGeminiを呼び出しても、同じ人格で返してくる**ようになります。

これまでのGeminiはGoogleドキュメントの中でだけカスタム指示が効いていました。今回の更新で、日常業務で触るアプリのほぼ全てに、同じ設定が波及します。地味に見えて、経営者としては見逃せない変化です。

## この記事の要点

- Geminiの「自分専用の指示（Custom instructions）」が、Drive・Chat・Gmail・Sheets・Slidesにも展開（2026-09-02発表・段階的展開）
- 1回登録しておけば、どのアプリでAIを呼んでも同じ言い回し・同じ敬語・同じ社名表記で返してくる
- 中小企業にとっての意味は「AIの返事のバラつき」問題への具体的な回答。**"文章の巧拙"の属人化を、設定に落とし込める段階に入った**

## 何が変わったか

これまでの状態と、これからの状態を並べてみます。

| いつ | どのアプリで自分専用の指示が効くか |
| --- | --- |
| これまで（〜2026年8月） | Googleドキュメント内のヘルプミー機能 |
| いまから（2026年9月〜） | Drive の Ask Gemini／Chat の Ask Gemini／Gmail・Sheets・Slidesのサイドパネル |

つまり、**社員がAIを呼ぶほとんどの入り口**で、同じ設定が効くようになった、ということです。

### 自分専用の指示の例

Geminiの設定画面（設定 → パーソナライズ → Custom instructions）に、3〜5行の指示を書きます。難しい書き方はいりません。

- 「返信メールは敬語で書いてください。カジュアルな表現は避けてください」
- 「箇条書きは3つまで。それ以上は文章にまとめてください」
- 「社名は『株式会社◯◯』の正式名称で表記してください」
- 「文章の締めは『何卒よろしくお願いいたします』で統一してください」

これを1回入れておくと、Gmailで返信の下書きを頼んでも、Slidesで説明文を作らせても、Sheetsで分析要約を出させても、同じルールで返ってきます。

## なぜ、これが中小企業の経営者に効くのか

AIを社内に入れ始めた会社で、よく聞かれる声があります。

「AIの返事が毎回バラバラで、結局自分で直している」

これまではこの問題への正面からの対処が難しく、社員一人ひとりが上手にAIに指示を出す（プロンプトを工夫する）技術に頼るしかありませんでした。ですがこの方向は、**AIが上手い社員と苦手な社員の差**をそのまま出力の差にしてしまいます。

Custom instructionsが対応アプリに広がったことで、この構造が変わり始めます。

### 属人化を、設定に移せるようになる

会社としての「文章のクセ」——敬語の使い方、社名の表記、断り方のトーン、締めの一文——を、AIの設定側に持たせられるようになりました。

これは、いままで暗黙のうちに社長や古参社員の中にあった「うちの言葉」を、明文化して全社員のAIに配れる、ということです。前に[AIを「一番使う社員」に投資を寄せる](/blog/ai-heavy-user-toshi-yoseru)で書いた「重く使う人」に集中投資する話とは、また別の方向の話——**"薄く使う人"のバラつきを設定で抑える**方向の話です。

![Gemini Custom instructionsを設定画面に入れておくと、Gmail・Sheets・Slidesのどこで呼び出しても同じ書き方で返ってくるイメージ](/images/blog/gemini-custom-instructions-zensha/body.jpg)

## いま、経営者がやっておくべきこと

いくつもいっぺんにやる必要はありません。順番があります。

### 1. 「自社の書き方ルール」を短く言葉にする

まず、代表と、AIをよく触っている社員1〜2名で、「うちの会社の文章のルール」を3〜5行で書き出します。ゼロから作らなくても、いつも社員のドラフトを直しているところ——敬語、社名、締めの一文、箇条書きの数——を思い出せば出てきます。

これは前に[AIを「教える」のは誰か — 中小企業で"推進担当"を決めるときの3つの視点](/blog/ai-suishin-tantou-shacho-kimekata)で書いた「推進担当」の初期業務にちょうど合う仕事です。

### 2. まずは代表と推進担当だけで試す

書いたルールを、代表と推進担当のGemini設定に入れて、1〜2週間、実際にGmail・Sheets・Slidesで使ってみます。この段階で「これは要らなかった」「これも足したい」が必ず出てきます。

### 3. 全社員に配る

社内で試した後の内容を、朝礼または勉強会で全社員のGeminiに入れてもらいます。この時、[誰も見ない社内マニュアルを、AIで「検索できる形」に書き直す](/blog/shanai-manual-ai-kakinaoshi)と同じ考え方で、Custom instructionsの内容をひとつのドキュメントに残しておくと、後で入社した人にも同じ設定を配れます。

## 会社にとって、地味だが大事な変化

派手さはありません。ですが経営者として見ると、これはAIの社内定着で毎回ぶつかっていた「バラつき問題」への具体的な回答が、Google側から出た、という話です。

AIの導入は、まず「触る人を増やす」フェーズがあり、次に「触る人の質を揃える」フェーズが来ます。Custom instructionsの全アプリ展開は、この2つ目のフェーズを助ける機能です。

## 一次ソース

- [Google Workspace Updates：Custom instructions for Gemini in Workspace now available in more apps](https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/09/custom-instructions-for-gemini-in-Workspace-now-available-in-more-apps.html)（2026-09-02）

## まず、ここから

TSUNAGARU AI LABOでは、こうしたGoogle WorkspaceのAI機能を「うちの会社ではどう使うか」に翻訳するところから伴走しています。Custom instructionsの初期設定・社内ルール化を含めた導入支援もご相談ください。まずは[無料相談](/contact)か、[名古屋・愛知の中小企業のための「業務自動化」完全ガイド](/blog/nagoya-aichi-gyomu-jidoka-guide)からご覧ください。

## よくある質問

### これは何ができるようになった機能ですか？

一言でいうと「自分専用のAIの話し方」をGoogle側に1回登録しておく機能です。以前はGoogleドキュメントの中でしか効かなかった設定が、Drive・Chat・Gmail・Sheets・Slidesのサイドパネル（Ask Gemini）にも広がりました。「敬語で書いて」「箇条書きは3つまで」「社名の表記はこの形で」といった指示を1度書いておけば、どのアプリでGeminiを呼んでも同じ言い回しで返してきます。

### 追加料金や、管理者の設定は必要ですか？

一次ソースによれば、Ask Geminiが使える全てのGoogle Workspace顧客が対象で、管理者のコントロールはありません。2026年9月2日から段階的に配信されており、環境によって最大15日ほどかかります。

### 中小企業として、まず何をするのがよいですか？

全社員に一度に配るより、まず代表と、AIをよく触っている社員1〜2名で「自社の書き方ルール」を短くまとめ、その内容をCustom instructionsに入れて試すことをおすすめします。「敬語で」「社名は正式名称で」「返信の締めはこの一文で」など、いつも直しているところを3〜5行で書けば十分です。
